一眼レフカメラの液晶で確認した時には上手く撮れていると思ったのに帰宅してパソコンで写真を見てみるとピントが合っていない(ピンボケ)写真でガッカリした経験はありませんか?
ピントが合わない原因は様々でその原因によって対処法も違います。
この記事ではAF(オートフォーカス)でピントが合わない複数の原因とピントの合わせ方についてお伝えしていきます!
まずはカメラとレンズの設定を確認
ファインダー内全体がボヤけている、そもそもオートフォーカスが効かないという状態であれば以下の設定を確認してみましょう。
レンズのAF(オートフォーカス)がOFFになっている
オートフォーカス対応レンズはAF(オートフォーカス)/MF(マニュアルフォーカス)を切り替えるスイッチが付いています。
これがMFになっているとオートフォーカスが動きません。
AF対応レンズなのにAFが動かない状態であればこのスイッチを確認してみましょう。
カメラボディの視度を調整する
一眼レフカメラのファインダーには視度を調整する機能があります。
これが適切じゃないとファインダー内全体がボヤけて見えます。
普段メガネをかけている人がかけ忘れている状態のようなものです。
視度の調整は多くのカメラの場合、ファインダーの横にある視度調整ダイアルを使います。ファインダーを覗きながらダイアルを回してハッキリと見える設定にしてください。
オートフォーカスでピントが合わない原因
上記のカメラの設定を確認した上でピントが合わない原因を見ていきましょう。
被写体に近づきすぎている
レンズによってどれだけ被写体に近づけるかが決まっていて最短撮影距離と呼びます。例えばニコンの標準レンズである「AF-S 18-55mm VR」の場合、最短撮影距離は28cmです。
この距離はレンズ先端からではなくカメラ内のセンサー部からの距離です。
被写体までの距離が最短撮影距離より短い場合ピントを合わせることができません。
オートフォーカスで全くピントが合わなかったら被写体から距離をとってみてください。
AFポイントの位置が違う
カメラの設定によってはオートフォーカスで撮影する際どこにフォーカスを合わせるかをカメラ任せにすることができ、便利な面もありますが思ったところにピントが合わないということも多くあります。
対処法としては、1点AFにして自分でピントを合わせる場所を決めて撮影することです。
私のオススメのしては中央1点をフォーカスポイントにしてピントを合わせたい部分を中央にしてシャッターを半押し、そのまま撮りたい構図までカメラを動かしてシャッターを切るという撮影方法です。
ピント合わせの後でカメラを動かすのでわずかな誤差は出ますが、カメラ任せにするよりもピントが合う確率は高くなります。
ピントが合いづらい被写体である
被写体によってはオートフォーカスでピントを合わせることが難しいものがあります。
例えば白い壁のような濃淡がない被写体ではオートフォーカスで被写体までの距離を判断できずピントが合わないことが多いです。
また、被写体が原因ではないですが極端に明るい場所や暗い場所でもオートフォーカスではピントが合いづらいです。
対処法としてはMF(マニュアルフォーカス)にして自分でピントを合わせることです。
オートフォーカスでどうしてもピントが合わなければMFで撮影してみてください。
カメラボディまたはレンズに問題がある
撮影するほとんどの写真でピントが合わない場合、撮影方法ではなく機器側が原因である可能性があります。
ピントが前後にずれるレンズの前ピン、後ピンはよくあることですので(私のレンズでもありました)、気になる場合はメーカーメンテナンスを受けると安心です。
さいごに
今回はカメラのオートフォーカスでピントが合わない原因と対処法についてお伝えしました。
これらの原因に気をつけながら
・同じ構図で複数枚撮影する
・その場で大きな画面で確認する
といった対策をとることで思い出に残る写真を多く残せますよ♪
また、ピンボケと同様に起きてしまう手振れ写真についても原因と対処法を以下の記事で解説していますので合わせてご覧ください。
参考記事
カメラでの撮影で手ぶれする原因と手振れを防ぐ方法
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