一眼レフカメラのファインダーを覗いた時に、オートフォーカスでピントを合わせたはずなのに全体がぼやけている、ということはないでしょうか。
実は一眼レフカメラにはファインダーの見え方(視度)を調整する機能があり、それが撮影者の目と合っていない時に、全体がぼやけるということが起こります。
目が悪くてメガネやコンタクトを付けている人には分かりやすいと思いますが、それらの度数が目に合っていない状態と同じです。
この記事では、ファインダーがぼやける問題を解決するために、カメラの視度調整をする方法を解説します。
一眼レフカメラの視度調整をする方法
写真の赤マルの部分がファインダーの視度調整をするためのダイヤルです。
これはCanon Kiss X9のものですが、他メーカーもファインダー近くに同様のダイヤルがあります。
このダイヤルを左右に回しながら、最もハッキリと見える箇所に合わせます。
注意点としては、どこにもピントが合っていない状態で調整しようとするとハッキリ見える箇所が見つからないので、予めオートフォーカスでどこかにピントを合わせてから、合わせた場所がハッキリ見えるようにダイヤルで調整していきます。
自分の目の状態や、メガネをかけたり外したりすることで見え方が変わるので、何かハッキリ見えないなと感じたら視度調整するようにしてみてください。
視度調整をしたのにぼやける場合
ファインダーの視度を自分に合わせたにも関わらずピントを合わせたい部分がぼやける場合は、ピント合わせに失敗しているのかもしれません。
以下の記事でオートフォーカスでのピント合わせについて解説していますので、必要でしたらご覧ください。
参考記事カメラでピントが合わない原因と合わせ方!AF(オートフォーカス)版
一眼レフカメラの液晶で確認した時には上手く撮れていると思ったのに帰宅してパソコンで写真を見てみるとピントが合っていない(ピンボケ)写真でガッカリした経験はありませんか? ピントが合わない原因は様々でそ ...
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さいごに
この記事では一眼レフカメラのファインダーがぼやける原因と、視度調整で解決する方法について解説しました。
視度調整はカメラを買って最初にやる大事なことだと思っていますが、説明書等ではあまり重要なこととして書いてないように思います。
見え方がハッキリしないなと感じた時は、ここを疑ってみてください。
それでは!