「写真をボケさせるにはF値の設定が重要!」
本やインターネットでカメラについて調べると
そういった言葉をよく見かけます。
確かにF値はボケに大きく関係しているので
とても大事だと思います。
ただ、カメラ初心者の方は
「重要なのは分かったけど
実際カメラではどう設定したらいいの?」
といった疑問が浮かぶんじゃないでしょうか。
この記事ではその疑問を解決したいと思います!
そもそもF値とは?
まずF値とはなんぞや?について簡単に説明します。
カメラのレンズ内には
主にレンズが通す光の量を調整するための
「絞り羽」があります。
F値はこの絞り羽を
どのくらい開けるか(閉じるか)を
数字として表したものです。
2.8、4、5.6、8などの数字で表され
小さいほど絞り羽が開いて
大きいほど絞り羽が閉じた状態となります。
多くのレンズでは
F値はカメラ側で設定します。
なのでカメラ側でF値を変更する方法を
次から解説していきます。
カメラでのF値の設定方法
一眼レフカメラではメーカー毎で
それほど設定方法は変わりません。
今回はCanonのEOS 9000Dを例に解説しますが
他メーカーのカメラであっても参考になると思います。
カメラモード設定
カメラにはいくつかモードがあり、
多くの場合、ボディ上部のダイアルで設定します。
主なモードは以下の4つです。
1:フルオートモード
2:F値を自分で設定するモード
3:シャッタースピードを自分で設定するモード
4:F値とシャッタースピードを自分で設定するモード
この中で2と4が
F値を自分で設定できるモードですが
4は初心者の方には扱いが難しいので
今回は「2」の設定を使いたいと思います。
2のモードはカメラ上部ダイアルの
A(メーカーによってはAv)に対応します。
ダイアルを回転させてAモードに合わせましょう。
F値の変え方
ほとんどの場合カメラのどこかに
上の写真のようなクルクル回せるダイアルが付いています。
これを回転させてF値を設定します。
現在設定されているF値は
カメラの液晶やファインダー内の表示で
確認できると思います。
ここまでで一眼レフのF値設定方法についての
解説は終わりです。
せっかくですので
F値の違いによる写真のボケ感の違いを
次で見てみたいと思います。
F値によるボケ感の違い
上の写真がF2.8、下の写真がF11です。
奥のカーテンの柄が分かりやすいかもしれません。
F11ではカーテンの柄が見えますが、
F2.8ではボケてほとんど分からなくなっています。
また、F2.8ではカーペットの手前側も
ボケているのが分かります。
同じカメラとレンズでも
F値を変えるだけでこのくらい違いがでます。
さいごに
今回は一眼レフカメラでの
F値の変え方について解説しました。
ボケを自分が好きなように表現できるようになると
写真の幅が広がるので
ぜひAモードでの撮影を試してみてください。
F値について、以下の記事でも解説しています。
参考カメラのF値(絞り値)とは?目安や明るさやボケとの関係についても
写真や動画について学ぼうとしたときに、最初にぶつかる壁の1つが「F値」だと思います。カメラ以外の世界では聞くことがない、いわゆる専門用語です。 ・F値は写真のボケと大きく関係している ・風景写真はF値 ...
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それでは!