カメラの基礎

一眼レフカメラのF値の変え方!キャノン ニコン ソニーなど

2022年12月4日

モードダイアル

「写真をボケさせるにはF値の設定が重要!」

本やインターネットでカメラについて調べると

そういった言葉をよく見かけます。

確かにF値はボケに大きく関係しているので

とても大事だと思います。


ただ、カメラ初心者の方は

「重要なのは分かったけど

実際カメラではどう設定したらいいの?」

といった疑問が浮かぶんじゃないでしょうか。


この記事ではその疑問を解決したいと思います!

そもそもF値とは?

まずF値とはなんぞや?について簡単に説明します。


カメラのレンズ内には

主にレンズが通す光の量を調整するための

「絞り羽」があります。

F値はこの絞り羽を

どのくらい開けるか(閉じるか)を

数字として表したものです。


2.8、4、5.6、8などの数字で表され

小さいほど絞り羽が開いて

大きいほど絞り羽が閉じた状態となります。


多くのレンズでは

F値はカメラ側で設定します。

なのでカメラ側でF値を変更する方法を

次から解説していきます。


カメラでのF値の設定方法

一眼レフカメラではメーカー毎で

それほど設定方法は変わりません。

今回はCanonのEOS 9000Dを例に解説しますが

他メーカーのカメラであっても参考になると思います。


カメラモード設定

カメラにはいくつかモードがあり、

多くの場合、ボディ上部のダイアルで設定します。

主なモードは以下の4つです。

1:フルオートモード

2:F値を自分で設定するモード

3:シャッタースピードを自分で設定するモード

4:F値とシャッタースピードを自分で設定するモード


この中で2と4が

F値を自分で設定できるモードですが

4は初心者の方には扱いが難しいので

今回は「2」の設定を使いたいと思います。


モードダイアル

2のモードはカメラ上部ダイアルの

A(メーカーによってはAv)に対応します。

ダイアルを回転させてAモードに合わせましょう。


F値の変え方

F値設定ダイアル

ほとんどの場合カメラのどこかに

上の写真のようなクルクル回せるダイアルが付いています。

これを回転させてF値を設定します。


F値の液晶表示

現在設定されているF値は

カメラの液晶やファインダー内の表示で

確認できると思います。


ここまでで一眼レフのF値設定方法についての

解説は終わりです。

せっかくですので

F値の違いによる写真のボケ感の違いを

次で見てみたいと思います。


F値によるボケ感の違い

F2.8の写真
F11の写真

上の写真がF2.8、下の写真がF11です。

奥のカーテンの柄が分かりやすいかもしれません。

F11ではカーテンの柄が見えますが、

F2.8ではボケてほとんど分からなくなっています。

また、F2.8ではカーペットの手前側も

ボケているのが分かります。

同じカメラとレンズでも

F値を変えるだけでこのくらい違いがでます。


さいごに

今回は一眼レフカメラでの

F値の変え方について解説しました。

ボケを自分が好きなように表現できるようになると

写真の幅が広がるので

ぜひAモードでの撮影を試してみてください。


F値について、以下の記事でも解説しています。

F値の設定
参考カメラのF値(絞り値)とは?目安や明るさやボケとの関係についても

写真や動画について学ぼうとしたときに、最初にぶつかる壁の1つが「F値」だと思います。カメラ以外の世界では聞くことがない、いわゆる専門用語です。 ・F値は写真のボケと大きく関係している ・風景写真はF値 ...

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それでは!


  • この記事を書いた人
Kazu

Kazu

オンラインカメラショップ店長|写真撮影|動画制作|ホームページ制作|福岡県在住|41歳|35都道府県訪問|美味しいものを食べていれば幸せ

「旅」と「カメラ」をテーマに実体験を元にした記事を書いてます

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