カメラを購入された方から「最初にした方がいい設定はありますか?」と質問をいただくことがあります。
この記事ではカメラ初心者の方に向けて、カメラ購入後にやっておいた方が良い初期設定について解説していきます。
説明書をダウンロードする(中古カメラのみ)
設定の前段階の項目ですが、中古カメラの場合は説明書が付いていない場合も多いです。
説明書はあった方が効率的に各設定項目を探せるので、パソコンやスマホにダウンロードしておきましょう。
Googleなどの検索エンジンで「カメラの機種名 説明書」といったキーワードで検索すると、メーカーが公開している説明書のページが上位に表示されると思います。
設定リセット(中古カメラのみ)
カメラのキタムラなどの専門店はもちろん、メルカリの個人出品など、中古のカメラを目にする機会が増え、実際に購入される方も増えていると思います。
中古カメラを買って手元に届いたら、まず「設定リセット」をしてください。
専門店での購入の場合はされていることもありますが、特に個人の方から購入した場合は、以前の設定が残っている可能性が高いです。
そのまま使ってしまうと、写真の色や明るさが通常と異なったり、カメラの操作方法が変わったりしてしまいます。
設定リセットの方法はカメラによって異なりますが、メニュー内に「リセット」の項目があると思います。
機種によっては、撮影メニューと操作カスタマイズメニューのリセットが分かれていたりするので、全てをリセットして新品と同じ状態にしましょう。
日時を設定する
カメラの日時は正確なものに必ず合わせておきましょう。
後で写真を整理する際に写真ファイルの時刻が実際に撮影した時刻と違っていると余計な時間がかかりますし、日付つきでプリントすることがあれば誤った日時が表示されることになります。
新品のカメラの場合は、初回起動時に日時設定画面が表示されるので、設定を忘れることはないかもしれません。
中古カメラの場合は、すでに日時が設定されていたとしても間違っている可能性もあるので、カメラのメニューから設定することをオススメします。
ファインダーの視度を調整する
購入したカメラが、一眼レフやファインダー付きのミラーレス一眼の場合は、ファインダーの視度調整をしましょう。
視度調整とはメガネの度数を調整するような機能で、ファインダーの度数を自分の視力に合わせて変更することができます。
ここが合っていないと、ピントを合わせたとしてもボヤけて見えることになり、撮影に支障があります。
視度はファインダー横にあるダイアルを回すことで調整できます。
あらかじめどこかにピントを合わせた状態で、ファインダーを覗きながらハッキリ見える位置までダイヤルを回していくと分かりやすいと思います。
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ISO感度をオートにする
カメラには「ISO感度」という設定項目があります。
ここでは詳しい説明は省きますが、写真の露出(明るさ)に関係する項目です。
ISO感度については以下の記事で解説していますので、興味があればご覧ください。
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特にカメラ初心者の方は、ISO感度をオートにしておくことで、手振れによる失敗写真を減らすことができます。
初期設定でオートになっているカメラもあると思いますが、念の為メニュー内のISO感度に関する項目を確認しておきましょう。
撮影モードをPモードにする
カメラにはAUTO、P、A、S、Mといった撮影モードがあります。
それぞれの詳しい解説は別記事でしたいと思いますが、初心者の方は「Pモード」で撮影することをオススメします。
Pモードは「プログラムオートモード」のことで、写真の露出(明るさ)に関係する絞りやシャッタースピードを、撮影シーンに合わせてカメラが自動で設定してくれるモードです。
なお、AUTOモードも露出に関する項目を自動設定してくれますが、その他の色合いに関する項目なども自動設定され意図しない写真となることもあるので、個人的にはオススメしません。
設定方法は、一眼レフカメラや一部のミラーレスでは、本体上部のダイヤルをPに合わせます。
撮影モードに関するダイヤルがない機種では、液晶画面のメニューから設定が可能です。
さいごに
この記事ではカメラ購入後にやった方がいい設定についてお伝えしました。
まずはここまで設定した状態で撮影してみて、その中で撮ってみたい写真ができた時に他の設定項目を触ってみるのが良いと思います。
それでは!