カメラの基礎

Pモードをカメラ初心者向けに解説!オートとの違いについても

2024年1月29日

カメラの撮影モードダイヤル

これからカメラを使う方は、最初はオートで撮影しながら機能を理解していくのが良いと思います。

ただカメラにはフルオートモードとPモード(プログラムオート)の2つのオートがあり、それらの違いがわからず、どっちを使えば良いの?と思っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、フルオートモードとPモードの違いについて解説し、Pモードで撮影する際のテクニックを紹介します。

カメラの撮影モードとは

Pモードを解説するにあたって、Pモードを含む撮影モードの全体について解説します。

撮影モードとは、カメラがシーンに合わせて、露出(写真の明るさ)をどのように調整するかを決める機能です。

その解説だけでも長くなるので、別記事にまとめました。

この記事ではPモードについてのみ解説しますので、撮影モードの全体像について知りたい方はこちらをご覧ください。

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Pモードとは何か?

ここではPモードとはどういうモードなのかについて解説します。

Pモードの基本的な概念

Pモードは、カメラが適切なシャッタースピードと絞りの組み合わせを自動で選ぶことにより、初心者でも簡単に良い露出の写真を撮ることができるモードです。

このモードでは、カメラが複雑な光の計算を行い、ほとんどのシチュエーションで適切な露出を提供します。

しかし、この自動設定にもかかわらず、撮影者は露出補正やISOなど他の設定を通じて、写真の見た目を微調整することができます。

Pモードの利点

Pモードは、特にカメラ初心者にとって多くのメリットがあります。

まず、Pモードはオートモードよりも柔軟性が高く、撮影者がシーンに応じて露出を微調整できます。

例えば、明るい屋外での撮影では、露出を少し下げて細部を明瞭に捉えることができます。

また、Pモードでは、シャッタースピードや絞りの自動設定に頼りつつ、画質に影響を与えるISO感度やホワイトバランスなどの設定を手動で調整することが可能です。

これにより、撮影者は撮影環境に応じて画質を最適化でき、より高品質な写真を撮ることができます。

また、Pモードを使用することで、カメラの機能に慣れ、将来的により高度なマニュアル撮影に進むためのステップとしても有効です。

PモードとAUTO(オートモード)の違いについて

ここではPモードに似ているオートモードについて紹介し、それらの違いについて解説します。

オートモードとは

オートモードは、撮影の全ての側面をカメラが自動制御するモードです。

これには、シャッタースピード、絞り、ISO感度、ホワイトバランスなどが含まれます。

オートモードは特に初心者や、設定に気を取られずに撮影を楽しみたい人に適しています。

カメラはシーンを分析し、最適な露出設定を自動で選びます。

しかし、このモードでは撮影者のクリエイティブなコントロールが限られるため、特定の撮影条件下では理想的な結果が得られないこともあります。

Pモードとオートモードの違い

Pモードとオートモードを比較すると、Pモードは撮影者により多くの制御権を与えます。

オートモードでは、カメラがすべての決定を行うのに対し、Pモードではカメラがシャッタースピードと絞りを決定しますが、撮影者は露出補正、ISO、ホワイトバランスなどの追加設定を調整できます。

これにより、撮影者は特定のシーンや被写体に応じて、写りを微調整することが可能になります。

また、Pモードは初心者がカメラの基本的な機能を学ぶための良いステップとなり、より上級の撮影モードへと進むための基礎を築くことができます。

Pモードをうまく使うために

Pモードでの撮影では、状況に応じて適切な設定を選び、被写体を最適に捉えることが重要です。

ここではPモードを最大限に活用するための具体的なテクニックを紹介します。

Pモードでの撮影テクニック

Pモードを使用する際の重要なテクニックの一つは、露出補正の活用です。

Pモードでは、カメラが自動で露出設定を行いますが、撮影者は露出補正を使って、写真を明るくしたり暗くしたりすることができます。

例えば、背景が非常に明るい場合には、露出補正を少しプラスにすることで、被写体をより鮮明に捉えることが可能です。

露出補正については、以下の記事で詳しく解説しています。

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また、ISO感度の調整も重要です。

暗い環境ではISOを上げて撮影することで、シャッタースピードを速くし、手ぶれを防ぐことができます。

よくある失敗とその回避方法

Pモードを使う際の一般的な失敗は、適切な設定を選ばないことです。

例えば、暗い場所でISO感度を低く設定したままにすると、写真がぼやけたり露出不足になる可能性があります。

このような状況では、ISOを適切に調整し、必要に応じて三脚を使用することで、クリアな写真を確実に撮ることができます。


また、Pモードではシャッタースピードが予想外に遅くなることがあるため、動きの速い被写体を撮影する際には特に注意が必要です。

この場合、ISOを上げるか、もしくはシャッタースピードを優先する別のモードを選択することを検討するのが良いです。

まとめ

この記事では撮影モードの1つであるPモードについて解説しました。

最適な露出をカメラが自動で設定してくれる便利なモードであり、さらに露出補正などでオリジナリティも加えることができる、これから撮影を上達させたい初心者の方にとってとても適したモードです。

まずはPモードで撮影して、撮影した写真を見返しながら、必要であれば他のモードについても学ぶという流れが良いと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。


それでは!

  • この記事を書いた人
Kazu

Kazu

オンラインカメラショップ店長|写真撮影|動画制作|ホームページ制作|福岡県在住|41歳|35都道府県訪問|美味しいものを食べていれば幸せ

「旅」と「カメラ」をテーマに実体験を元にした記事を書いてます

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